佐藤超先生との対談。今語られる、あの時の軌跡


鹿之介:
今日はよろしくお願いします。

佐藤超先生:
よろしく。

鹿之介:
そのフィーナグラスはなかなか使われないもので貴重品なので大事に使ってくださいな。

佐藤超先生:
貴重品だね

鹿之介:
当時何個も買ってね。何個か人にあげてね。これはその生き残り。


ワインを飲む


佐藤超先生:
飲みやすいね。

鹿之介:
飲みやすい、いいワインだね。

佐藤超先生:
スパークリングワインか

鹿之介:
うちがスパークリングを買うのは珍しいんだよ。
これは武漢肺炎で三越オンラインストアが停止した際、名古屋三越のセットで買ったものでね。
セットだから入ってる。
とりあえず宿泊に関する話からいこう。

佐藤超先生:
うん。

鹿之介:
昔、うちらは、大佐と二人でやっていた頃はホテルに金を払うぐらいなら、同人誌買おうぜって発想だった。

佐藤超先生:


鹿之介:
要するに、5000円6000円の金で10冊の本を買えっていう発想だった。

佐藤超先生:
ああいうの無かった?
最初に〇〇に行って…、で…、徹夜。

鹿之介:
ああ、そうそう。徹夜。だから、

佐藤超先生:
徹夜組だった。

鹿之介:
ホテルに金払うなら徹夜する。そういう発想。

佐藤超先生:
俺はまだアレだろ。カッシュ君とかがいた頃だろ。

鹿之介:
カッシュ君の後、頼経が参加していた頃。初期の頃。
あの頃は徹夜が主流だった。
その徹夜で二泊三日もやったことがある。

佐藤超先生:


鹿之介:
眠らずコミケ三連戦。
大佐はグロッキー、俺はタクシーの中でブチ切れ。
何か知らないけどさあ、寝てないから頭オカシイ。

佐藤超先生:
ハイになるわな。


鹿之介:
それから、宿泊しようという事になった。
佐藤超先生が来る頃には、宿泊が当たり前になっていた。
カプセルホテルが主流だったじゃん、あの頃。


佐藤超先生:
そうだね。


鹿之介:
カプセルに入って、その10階にある四人部屋をとってた。(注意1)
で、いろんなものを持ち込んで、年末のアレ、何だっけ、福袋。
福袋の中身の押し付け合いなんてやってたね。


佐藤超先生:
ああ、やってたなぁ〜。


鹿之介:
そういう宿泊について、これといった思い出があるのかな、と。
自分としちゃ、あの


佐藤超先生:
覚えているのはアレだなぁ。
あの、コミケじゃない事をやっていたのを覚えてる。


鹿之介:
コミケじゃない?


佐藤超先生:
コミケじゃなくて他の話。


鹿之介:
ふんふん…。


佐藤超先生:
例えば競艇とか、そっち系の話。


鹿之介:
ホテルの中で?


佐藤超先生:
ホテルというか、うん。


鹿之介:
案外ね、宿泊している最中、コミケの話しないんだよね。


佐藤超先生:
しない。塩ラーメンや鹿之介と話をしていたのは覚えてる。
冬だったかな、夏だったかな?


鹿之介:
コミケの話って、どこまわるかって話ぐらいなんだよね。
で、その話にケリがついてると、宿泊している時は違う話題になる。
そしていかに酒を飲んで楽しく過ごすかって話になる。


佐藤超先生:



鹿之介:
カプセルを使っている時、俺と大佐の二人でね。
四階なら四階のエレベーターから出た所のフロアがあるよね。


佐藤超先生:
廊下?


鹿之介:
そんな感じかな。
まあそこで俺と大佐は飲みたがるんだよね。
で、ラウンジから文句言われる。
カプセルの部屋の前でしゃべるなと。ラウンジまで下りてきてやれって。


佐藤超先生:



鹿之介:
一回や二回じゃない、何回も言われた。


佐藤超先生:

イエローカードを出されてるな


鹿之介:
下手すりゃレッドカード。
あいつら、どうしようもないって向こうも思ってる。
でもね、いい所だった。
俺達が使い始めた時はまだオタの客が少なくて、宿も取りやすかった。
ある一定の時期から急に増えて、取りにくくなって、カプセルに入れなくなった。


佐藤超先生:
十階の四人部屋が女専用になったね。


鹿之介:
そうそう。


佐藤超先生:
女専用になったのは覚えてる。
それから団体さん?団体さんは上の階、女性専用ってね。


鹿之介:
あの気になったことがあってね。
うちらの使っていた四人部屋、隣の部屋は女性が入っていた。
で当時、外に出ると鉢合わせになったんだ。


佐藤超先生:
きゃーきゃー言われる?


鹿之介:
それから、女性専用になったじゃん。十階は。

佐藤超先生:
そういうことか。

鹿之介:
やっぱ野郎がおると良くないんだろうね。

佐藤超先生:
ううん、まあね。

鹿之介:
何もせんけどサ。

佐藤超先生:
お隣さんにねぇ、ちょっかい出したり、ナンパしたり出来るしねぇ。

鹿之介:
防犯上、危ないし。

佐藤超先生:
そういうこと考えて、そうなったんだろうな。

鹿之介:
コミケの時だったらさぁ、二次元オタクだからさ、行やしないけどさ、君は三次でも構わず行くよね。

佐藤超先生:
いけるものなら(笑

鹿之介:
私は二次一本に踏み切ったよ。ホラ、揃って来た。これからフィーナ一本。
(ヤフオクで買って来たイラストを出す)

佐藤超先生:
凄い顔が違う

鹿之介:
これはヤフーオークションでイラストの発売がされていて、それで買ってみた。

佐藤超先生:
ヤフーで?

鹿之介:
うん。オークション。

佐藤超先生:
オークションだらぁ?
ドンドン値が上がっていく。

鹿之介:
決戦場ばかりだったよ。


金、絵の話。
フィーナも歳を取るという話になり、女性は化粧でそれを補うなどの話を経ていく。


佐藤超先生:
男は心を磨く。

鹿之介:
心を磨くか、格好いい事を言うね。

佐藤超先生:
いいね、心を磨く。

鹿之介:
男の心の磨き方について、ご教授願えないかな。

佐藤超先生:
ええ?

鹿之介:
私みたいなこう、彼女も作れない惨めなオタクに教えてほしいなぁ。

佐藤超先生:
そうだねぇ。

鹿之介:
そこで沈黙すると

佐藤超先生:
鹿之介はねぇ、優しさをもうちょい足せば良い。

鹿之介:
ああ、確かに足りないね。

佐藤超先生:
年上だろうが年下だろうが関係ない優しさ。
それと気を使う、使っているだろうけど。

鹿之介:
優しさをプラスね。その気の使い方に。

佐藤超先生:
そう。

鹿之介:
確かにね、私には優しさってのが欠けてると思う。
だから最近になって自分なりに研究をして

佐藤超先生:
最近かよ

鹿之介:
最近だから困るんだよね。
まあ二次元世界で生きるなんて言ってる人間じゃどうしようもないが。

佐藤超先生:
十年前だったら手を付けたかも。

鹿之介:
まあどの道、収入だとかいろんなものがないと、女性問題は解決しないからね。

佐藤超先生:
収入は落ち着いてくるでいい。

鹿之介:
会社が違うよ。

佐藤超先生:


鹿之介:
こちらは非正規の使い捨ての労働者でさ、どうしようもない所でコロナになりゃ一発でクビ。お役御免だ。
絶対に助けてもらえん。
そういう身分だからなぁ。
まあそういうわけでコロナにかかっちゃいかん。
で、こんなものを用意していた。
(フェイスシールドを出す)

佐藤超先生:
シールド?

鹿之介:
飯食いながらね。

佐藤超先生:
どうやって食べるんだよ!

鹿之介:
こうやって食う。

佐藤超先生:
そんなこと見たことが無い。食べながらなんて。

鹿之介:
だからさ、俺がもし、名古屋三越で拾ってきたら、君、感染するんだよ?
付けた方が良いよ。
ま、俺が拾ってきてない事を神に祈ってくださいな。

佐藤超先生:
名古屋?

鹿之介:
そう、名古屋。
でも客はおりゃへんからまあ大丈夫だ。
基本的にあの店はジジババが行く所。で、そのジジババは感染したら死ぬから家から出ない。よって客がいない。
セールの案内来たから行ってみたんだけどさ、七階の催し物広場で俺の他、2〜3人しかいない。普段はもっといるぜ。
そして五階で今度のフィーナ生誕記念の品物を頼みに行った時は俺しか客がおらん。

佐藤超先生:


鹿之介:
記念品を頼んでいる時に、ようやく若いアベックの客が現れてね、店員を呼んで何買うのかと思ったら「トイレはどこですか?」

佐藤超先生:


鹿之介:
それが昼過ぎ。みんな、栄に行かないんだな。
錦三丁目でクラスター発生とか報道されたから、誰も行かないんだ。

佐藤超先生:
栄に行かないんだよな。
そりゃ行かないよな。それだけ言えば。

鹿之介:
最近行ってる?栄?

佐藤超先生:
行かないよ。

鹿之介:
怖くて行けんよね。





鹿之介:
話を戻すけど、佐藤超先生は起床時、弱いよね。
十階の四人部屋でさ、

佐藤超先生:
ハイハイ

鹿之介:
"水の星に愛をこめて"が大音量で流れるんだけどさ、起きんっつって大佐が怒っちゃってさ、
「いつまでもZを鳴らしてて起きんじゃねぇか! 起きろーっ」ってやってたんだよね。

佐藤超先生:


鹿之介:
本当に朝弱いんだね。
長島に行った時も弱いなぁと。
これで済むで良いなぁなんて思ってた。
朝仕事に行く時もこんなんかって。

佐藤超先生:
朝は二回ならす。
五分おきに鳴らす。

鹿之介:
ホテルの時はずっと鳴ってた。

佐藤超先生:
今は違う。

鹿之介:
世帯を持つと変わる?
家族が出来ると責任が出るから変わるかな?

佐藤超先生:
今は全然。
五分おきに鳴らして起きる。
(注意2)

鹿之介:
後はこの、作戦への理解力が足りないのかなって思った事がある。
(注意3)

佐藤超先生:
それもある?

鹿之介:
早く寝て、コミケに備えないといけないのに、世界陸上を見て笑ってる奴がいるって、あの時も大佐がぼやいてた。
(注意4)

佐藤超先生:


鹿之介:
よくあのタイミングで世界陸上見るってね。
俺らなんか、もうコミケだ、寝にゃいかん、休ませにゃいかん。明日は決戦場。
そこで世界陸上見て笑ってるってのが凄いなって。
タフな人は違うなあって。
また、コミケに対する思いの強さが違うんだろうなあとも思ってた。
俺と大佐は狂っていたからね。

佐藤超先生:


鹿之介:
狂人、狂う人間と書いて狂人。

佐藤超先生:
そっちの字か。

鹿之介:
突撃精神だったよ。

佐藤超先生:
俺は気楽に考えてた。
今では?

鹿之介:
今ではそんなんじゃない。

佐藤超先生:
今年はやらない?
去年は70万人参加って

鹿之介:
だいぶ増えたよ。もうパンクだよ。

佐藤超先生:
70万、どういうことよって言いたくなった。

鹿之介:
俺が最後に行ったC94。結構前の話だよ。
もうね、歩けんかった。夏コミだった。

佐藤超先生:
そんなにマンパン?

鹿之介:
12時過ぎ、日本橋三越寄って行ったんだけど、まだ列規制が解除されてなかった。
(注意5)

佐藤超先生:
ええ、昼過ぎでも!?

鹿之介:
昼になったら普通、解除じゃん?
それが解除されずに数珠繋ぎで

佐藤超先生:
すげぇ!

鹿之介:
並びながら13時に入ったよ。
13時に西館に入って東に行く時に詰まった。

佐藤超先生:
うわっ。

鹿之介:
もうぎゅうぎゅうで

佐藤超先生:
あそこの道凄い?

鹿之介:
うんうん。
それで神戸以来、ずっと使って来たポーラの紙袋がついに轟沈。
そこにある、艦これ三越の第二次作戦で買って来た、手提げかばんの取っ手の濃紺が手にべっとり張り付いた。汗で。
ただでさえ蒸し暑いのに今でいう、三密になっていてどうしようもなかった。

佐藤超先生:
へぇ〜。

鹿之介:
それで力尽きた。
もうこれで俺達のコミケは終わりだと。

佐藤超先生:
そりゃ壁行ったらアウトじゃん。

鹿之介:
壁に行くっていうより館内に入れん。

佐藤超先生
館内に入れん、すげぇな。
紙袋なんか持って行ったらアウトだらぁ。

鹿之介:
だから紙袋は死んじゃう。ポーラは駄目になった。
(注意6)
そしてアレからもう、ずっと行って無い。
実はC99、今度の冬コミに行こうかと思ったけど冬コミは中止になった。

佐藤超先生:
そりゃ夏もダメなら冬も駄目だろ。

鹿之介:
今年はもう無理だ。

佐藤超先生:
来年ではどうかなぁ?

鹿之介:
来年も厳しいんじゃないかな?

佐藤超先生:
今年はここ(地元)でもやる事ないしね。

鹿之介:
祭りも全部、パーになったもんね。




鹿之介:
買って来た同人誌で特に気に入ったものとハズレってあるじゃん?

佐藤超先生:
ああ、うんうん。

鹿之介:
気に入ったものってどういうもの?

佐藤超先生:
例えば、信濃屋。

鹿之介:
あ、あそこか…!
あそこの本は良かったねぇ。うんうん。

佐藤超先生:
あそこは書き方が良い。

鹿之介:
あそこは肉感的に書くね。躍動的とも。

佐藤超先生:
一般まんがを呼んでる感覚。

鹿之介:
そうそう。面白おかしく読めて、

佐藤超先生:
いい漫画だよ。

鹿之介:
やるべき事はしっかりやってる(笑
いい技術だよね。

佐藤超先生:
俺的には一番か!

鹿之介:
やっぱあそこが一番か、そうだよなぁ。
俺も買っていたからなぁ、ずっと。

佐藤超先生:
とにかく技術が高い。漫画のように楽しめる。

鹿之介:
実はあそこ、辞めたんだけど復活してた。

佐藤超先生:
あそこはフィーナを描いたら上手いぞ。

鹿之介:
あそこはいけるかもしれんなぁ。

佐藤超先生:
いけると思う。

鹿之介:
でもまあ、あそこは秋子さんが特にいい。
他にいろいろ鍵のキャラを書いていたが、秋子さん一本で行ける。

佐藤超先生:
いけるよ。
全然いけるよ。

鹿之介:
あそこの秋子さんが一番の当たりか、うん、分かるよ。

佐藤超先生:
あそこが一番くらい。

鹿之介:
同人誌の整理の際、そこの本は捨てちゃいかんと思った。

佐藤超先生:
未だにあそこが好きだ。

鹿之介:
そうだよね、あそこだよね。

佐藤超先生:
エロ本としても良いし、漫画と見ても良い。
一般を書かせればいけると思う。
江川達也みたいにいける。

鹿之介:
ネタも幅広い。いけるだろうなぁ。

佐藤超先生:
二番手はどこかな?
買った本は今も実家に置いてある。

鹿之介:
いらなくなったら見せてほしいなぁ。
他に猫見屋ってのを覚えてる?

佐藤超先生:
猫見屋?壁?

鹿之介:
壁じゃないと思った、島。

佐藤超先生:
島?

鹿之介:
あのシスタープリンセスのエロ本書いていた所。

佐藤超先生:
シスプリ。(笑

鹿之介:
俺が買っていたのを見て、誰かが欲しいと言い始めて買い続ける事に。

佐藤超先生:
俺か?

鹿之介:
佐藤超先生か塩ラーメンのどちらか。
俺は佐藤超先生だと思う。ずっと(佐藤超先生の分も)買い続けていたから。
(注意7)
まあ、そのうちに猫見屋はいなくなってしまう。

佐藤超先生:
塩ラーメンじゃないか?

鹿之介:
塩ラーメンからの依頼は受けたことが無いんだよね。

佐藤超先生:
じゃあ俺か。

鹿之介:
塩ラーメンは依頼をしてくるっていう事がそもそも、無かったからね。

佐藤超先生:
隠しちゃうんだよ。

鹿之介:
自分の趣味を知られたくない。
当時も言ってたじゃん、人に知られたくないもの買ってるんじゃないのって。

佐藤超先生
あ〜。

鹿之介:
まあだけど、俺らがさあ、人に言ない趣味じゃないって言えたもんじゃないじゃん。
みんな、人に言えんじゃん。言える? 堂々と。
僕はこの先、フィーナと寄り添って生きていきますって言える?
世間には言えないよ?
ネットじゃなんぼでも言えるし言うけど。

佐藤超先生:
そんなこと言える?

鹿之介:
そりゃ言える。賛同する人もいる。
フィーナを愛する人は多い!

佐藤超先生:
それでも五万もいないだろう

鹿之介:
そりゃ五万もおらんだろうけど。

佐藤超先生:


鹿之介:
15年前のキャラだからね。離れる人は離れる。

佐藤超先生:
冗談で言っただけだ。

鹿之介:
悪いね。言葉の理解力が足らなかった。
最近、頭が悪くなってね。
ところでハズレの同人誌について。これは沢山あると思うけど。

佐藤超先生:
ハズレは沢山ある。

鹿之介:
言いにくいほどあるよね。

佐藤超先生:
大笑い

鹿之介:
表紙で買ったものはハズレ?

佐藤超先生:
表紙が原因!
中身見て、ええっ?
買ってびっくり。

鹿之介:
大佐も言っていたんだけどさ。
ハズレの同人誌って買う前に分からんかったの?

佐藤超先生:
やっぱねえ、中身だよ。(笑

鹿之介:
コミケだったら見て買うことができる。

佐藤超先生:
まあね。

鹿之介:
それをアンタはしなかったのって。

佐藤超先生:
した奴もあるよ。中には。

鹿之介:
拝見してありがとうございましたと言って、何も買わずに去るやるせなさ。

佐藤超先生:
ちょっと失敗したなぁって思う。

鹿之介:
一部ぐらい買って言ってもいいんじゃないかと思う時もあって。

佐藤超先生:
そういうのあるね。

鹿之介:
これまで買っていたらキリが無いなぁと思う時も。

佐藤超先生:
半々。
悪気があって買わないわけじゃないけど。

鹿之介:
表紙がね、綺麗に書いてあって手に取る。

佐藤超先生:
問題は中身を見てびっくり。

鹿之介:
そこにあるフィーナの絵。
その絵で描かれた本があったとする。
中を見たらガチレイプの本。困るぜ。
(注意8)

佐藤超先生:
大笑い

鹿之介:
もう置くしかない

佐藤超先生:
大笑い

鹿之介:
あの世界、そういうの普通にあるから。

佐藤超先生:
ある、そりゃある。

鹿之介:
中身を見ずに表紙買いし、家に帰って驚くと。
新幹線の中で見て、隣に座る大佐が、「何でそれ買ったの?」って聞いてくる。

佐藤超先生:
だから買わずに置いていく事は何回かある!
(注意9)

鹿之介:
神戸の艦これイベントでは、気になったものは必ず買ったよ。
大半が健全なので買って後悔するものがない。

佐藤超先生:
そっち系(エロ)じゃないのか。

鹿之介:
ああいう、エグイものはない。
だから神戸はいつも行きたかった。

佐藤超先生:
18禁じゃないのか

鹿之介:
18禁少ない。
仮にあっても明るく楽しいエッチみたいな都合の良いのしか見ない。

佐藤超先生:
ぜかましはがヤラれるぐらい?

鹿之介:
島風は出て来ん。

佐藤超先生:
出て来ん?

鹿之介:
神戸で作らてた軍艦がメインになるので瑞鶴、飛鷹、足柄、摩耶、熊野。この辺が主流になる。
島風は別で作られてるから出番が無い。
そういうイベント。
(注意10)

佐藤超先生:
そういうことね。
でも神戸の話はコミケと関係ない。

鹿之介:
個人的には避けて通れない。
(注意11)





鹿之介:
好みのジャンルについて。
この場合、作品名や傾向。属性。

佐藤超先生:
絵柄。

鹿之介:
絵柄!?
どういう絵柄?

佐藤超先生:
あー…。
今と昔、違うもんな。

鹿之介:
違うよねー。
この際、昔も今も話せばいいんじゃない?

佐藤超先生:
今はファンタジー

鹿之介:
ファンタジーになるんだ?
作品で言うとスレイヤーズ?

佐藤超先生:
いや違う。
魔法を使うとかそっち系。

鹿之介:
へぇ〜〜〜

佐藤超先生:
そっち系が多い。

鹿之介:
リナ・インバースみたいなのがお好みですか?

佐藤超先生:
講談社のものかな。

鹿之介:
魔法を使う。へぇ〜〜〜

佐藤超先生:
魔法を使う。ファンタジー系。

鹿之介:
ファンタジー系がいけるのは初めて知った。

佐藤超先生:
今、全然、普通にいってる。

鹿之介:
ファンタジーの金字塔っていうとどういうのになる?

佐藤超先生:
マガジンのブラックローバー。講談社。

鹿之介:
聞いたことあるなぁ。
詳しくは知らんが。

佐藤超先生:
と、エディンズ・ゼロ。水島ヒロ。

鹿之介:
聞いたことあるなぁ。
(注意12)

佐藤超先生:
鳥山明とかもいいけどね。

鹿之介:
うんうん。

佐藤超先生:
今も昔も高橋留美子。

鹿之介:
うんうん。

佐藤超先生:
絵柄で選ぶ。

鹿之介:
絵柄は基本だよねぇ。

佐藤超先生:
うん。

鹿之介:
昔、佐藤超先生の依頼で大佐が買いに行っていた時、「これは買いに行きにくい」ってのがあってね。
巨乳小学生ってのがサークルカット。

佐藤超先生:
爆笑。

鹿之介:
今回質問したのは、そういうエロは買いやすいのか

佐藤超先生:
買いにくいよ今は。

鹿之介:
ブースにいって一部くださいって言えるのか?

佐藤超先生:
言えないよ。

鹿之介:
言えないんだよね。

佐藤超先生:
言えん言えん。

鹿之介:
言えないのか。言えるって言ってほしかったなぁ。

佐藤超先生:
爆笑。

鹿之介:
いけるいける、余裕で買えるって言って欲しかった。
大人になったねぇ。

佐藤超先生:
昔は行けたかも!

鹿之介:
巨乳小学生は大佐が困ってたよなぁ。
(注意13)
本人がいつも買いに行っているなら分かるけど、本当は買いに行って無いよねって。

佐藤超先生:
多分、行ってねぇ。
当時に行ったか、分からんなぁ。
行ったかどうか知らん。
(注意14)

鹿之介:
買う時に、あきらかに恥ずかしいものを、パッと買える人と買えない人はいると思う。
佐藤超先生は買える人かどうかだよ。

佐藤超先生:
多分、買えんね。

鹿之介:
やっぱ買えんか。

佐藤超先生:
いざとなっては買えん。きっと引いちゃう。

鹿之介:
引いちゃうでね。
やっぱ、俺と大佐ぐらいか、狂ってて何でも行けるのは。





鹿之介:
秋葉原にある、思い出の店舗ってある?

佐藤超先生:
ラジオ会館。

鹿之介:
あれは作り直されてね、凄い綺麗になったよ。

佐藤超先生:
後はその前にあった店か。

鹿之介:
ラジオ会館の前にあったというと…裏?

佐藤超先生:
裏っかわ。

鹿之介:
アキハバラデパート?

佐藤超先生:
と、ガチャガチャの所。

鹿之介:
あ〜、ガチャポンの店か。
あの店はまだあるね。

佐藤超先生:
健在?

鹿之介:
健在!



鹿之介:
天下一が出なかったなぁって。

佐藤超先生:


鹿之介:
天下一は、俺と大佐が行く所なんだなってことか。

佐藤超先生:
だって、これを見てない。
上から流すの。

鹿之介:
ああ、あれなぁ。

佐藤超先生:
見てない。

鹿之介:
あのオッサンは良かった。

佐藤超先生:
俺は見てない。

鹿之介:
高い所から水を流してコップに入れ、「今日は餃子が半額だよ、どうする?」

佐藤超先生:
それを見てないんだよな。
見たかったなぁ。

鹿之介:
ミスター陳覚えてる?

佐藤超先生:
ああ、ああ。

鹿之介:
出なかったなぁって。

佐藤超先生:
出ないよ。薄いんだ。

鹿之介:
いつも見てたけど、一回しか食ってないもんね。

佐藤超先生:
薄すぎ。

鹿之介:
味が薄かったもんね。
(注意15)
あとカレー屋も出なかった。

佐藤超先生:
ココイチじゃん。

鹿之介:
ココイチじゃないよ。

佐藤超先生:
ココイチじゃないの?
ココイチっぽいじゃん?

鹿之介:
何で!?
(注意16)
いつも塩ラーメンが、晩飯はここって言ってたじゃん。ここで食べて帰りたいって。

佐藤超先生:
それで昼間に天下一?

鹿之介:
塩ラーメンの要請で変更になった。
まあ、昼も夜も天下一よりいいわな。

佐藤超先生:
塩ラーメンからか。

鹿之介:
彼の唯一の提案だった。
(注意17)
他にあるかな?

佐藤超先生:
ついていっただけだし、これといってない。
(注意18)


以降、制限時間まで雑談で終える。




今回の会談は、かつてのコミケ作戦を振り返るにあたっての思い出話となるわけだが、思いの外、うまくいかなかった。
話を掘り下げるのにも失敗しているし、ネタの用意も足りなかった。
話しているうちは気づかないのだが、聞き直していると熱意の違いが大きく出ているかな。
コミケ戦士とそうでない人との違いか。
大佐に捧げる文章にするつもりだったが、載せる必要が無いとしか思えないものに仕上がった。
掲載を止めようと思ったが、何を話しているのか、出来の悪いものこそ俺らしいとも思ったので載せる事にした。

この会談に塩ラーメンが参加していたら、また盛り上がりも違っただろうと思うが、彼はまた沈黙の戦士、何についても語りたがらないのでどうだっただろうか。


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(注意1)
2003年頃の話。現在のカプセルがどうなっているか、分かりません。

(注意2)
2018.07の長島では四人部屋の時と変わらなかったのではなかろうか。

(注意3)
言葉に優しさが足りないというか欠落している。

(注意4)
カプセル時代は02:00頃の出動とか当たり前だった。
一泊というより仮眠だった。それも酒飲んで。

(注意5)
大佐の死後、コミケへの熱意が無くなり、惰性で行っていた。
ゆえに出来るだけ前に並ぶ為に列に並ぶどころか、列規制解除後を狙っていくようになった。
だから、始発の各駅停車の列車で東京へ入り、三越日本橋本店でモノ買ってから行くようになった。
C93までは日本橋本店経由は作戦としては当たりだった。
今振り返ると(2021.05.26)、他に行く所が無いのかと思えてくるが、立地条件では筋が通っている。
秋葉原などに寄ると、いろいろ見始める(何でも買える。あっちは何でも買えない)ので時間の調整が難しくなるのだ。

(注意6)
紙袋が大破するのはいつもの事なのだが、何か感慨深くしゃべっていた。
なお、三越ポーラ紙袋はC92〜94他、神戸かわさき造船これくしょんでも運用されていて、何気に歴戦の紙袋だった。
現在では予備の一麻衣が現役投入されている扱い。

(注意7)
塩ラーメンの本は原則として自分で買っていた。
共同購入は避けていた。自分の性癖を知られたくなかったのだろうと思っている。

(注意8)
フィーナの凌辱同人誌については、会場で拝見した記憶がない。極端な例え。
ヤフオクのイラストについては多い。
もっとも、あちらは見れば分かるので避けやすい。

(注意9)
上げ足取りかもしれないが、「何回か」
だいたい買ったという事だろうか。
ちなみに私、鹿之介は「目を通して置いた」事は20回も無い。
前で読んでいる人のものを後ろから覗いて、「駄目だこりゃ、次行ってみよう」とするのが大半。
つまり、手に取ったらだいたい買っているのだ。

(注意10)
コスプレで(以下略

(注意11)
「コミックライブ」「コミックマーケット」「神戸かわさき造船これくしょん」もいずれも「同じ同人誌即売会」と考えている鹿之介と「コミケオンリー」の佐藤超先生の違い。
つまり、どうしてコミケ作戦が廃止になり、かわさきが継続になっているのかは、他人にはどうでも良い話なのだ。

(注意12)
艦これのデ・ロイテルが言う、「分かるー」に通じるものがある。

(注意13)
実際にはもっとエグイエロを大佐は嫌がった。
創作エロの並ぶブースをデンジャーゾーンと呼んでいた。
で、佐藤超先生の依頼は数珠つながりで続くため、その繋がっているのも嫌がっていた。

(注意14)
行ったか、買ったかも分からん。これが熱意の差です。

(注意15)
今食べると、また評価が変わると思う。
歳のせいか、無駄にこってりしたラーメンが億劫になってきた。

(注意16)
「シェフズキッチンカレー厨房 秋葉原店」のこと。
「天下一ラーメンばかり食べていてはつまらない。最後のシメはカレーにしよう」と、塩ラーメンが言い始めてから、最終日、撤退直前に食べると決まった。
ここのカレーを見て食べてココイチと思うとは…。
ちなみに改装工事後に復活しませんでした。

(注意17)
唯一と言っているが、他に、会場から秋葉原に着いたら自由行動という提案もある。

(注意18)
この一言にすべてが集約されている。