2 発端から廃止までの歴史 C89


【2015年(H27) 12月 C89】

大佐と一緒に行った最後のコミケとなった。
予定は特に無く、目黒の寄生虫博物館を考えていた。
どのみち、年末ではどこもやってないが。


出発直前の土壇場で鹿之介の職場でアクシデントが発生。
何とか31日に東京に行かせて欲しいと上司に相談する。しかし駄目で31日は出勤となる。
どうにもならないので鹿之介の代行を用意しようとしても無理。
かくなるうえは29日に突入する計画を立案するがこれも無理っぽい。
最後に社長に報告、31日が休めなければ連続出勤となり、いずれかの出勤日が休日出勤扱いとなり、
割り増しの日当を払うことになるが構わないかと。
この時点でコミケはあきらめていた。あとは頼経か安房守に大佐との同行を依頼するのみ。
しかし、ここは運が良かった。社長のおかげで31日は東京へ行くことが出来た。
後の事を考えると、会社に対して足を向けて寝られない。


12月31日
いつものように突入し、いつものように終了すると記録されている。
えらく淡々としておるのも、買うものが無くなっているせいだ。
実はC89は購入する先がほとんど減っているどころか、同人誌やグッズ類の処分が
行われており、買っても仕方が無いという考えを持っていた。
急遽買ったものにオーガストの皮財布がある。
この財布が、後の三越作戦で判断ミスをする要因の一つになるとは誰が考えようか。

目黒の寄生虫博物館はやってないので大佐の提案で浅草に向かう。
浅草は初めてだから力を抜く鹿之介に、「修学旅行で来た事があるはずだ」と大佐。
ううむ、覚えてない。

その後はいよいよ都庁へ向かう。
押上駅から新宿へ向かうのに、270円と計算。
ルートは半蔵門線と都営新宿線を使うもの。
いざ入ろうかとしたら、看板が目に入る。
「ここからは半蔵門線に入れません」
反対側だった。そこで悲劇が。
大佐の切符が全く通らず、理由が分からない。
しばらくして、都営地下鉄とメトロを併用するので料金が違う事に気づいたが、
じゃあこの切符はどうするんだと。
俺は改札をくぐっちまって(toika使用)大佐は改札の手前で混乱。

都営地下鉄新宿駅を出て、それらしき方向へ向かう。
が、たどり着けない。
しかし、方向はあっているはずだ。しかし、出てこないどころか平地が見える。
おかしい。
地下鉄出口には都庁方面とある。間違ってないはずだ。
三十分以上歩いて、大佐が現在位置を確認し始めた。その結果、
随分と離れていたことに気づき、修正をする。
そして、都営新宿線 新宿駅とJR新宿駅はくそ離れていることが判明。
いい勉強になった(笑

たどり着くと、年末年始はお休みだと張り紙がある。
お役所仕事に乾いた笑いをしながら戻ることにする。
すると、変な場所に出てちょっと迷う。
コジキのブルーシートの展覧会となっているのだ。
おかしい、来る時にこんなものはなかった。どうなってんだ?
とにかく戻って、公園に出て、さきほどの都庁前に戻る。
下を見ると、なるほど、バスと先ほどのブルーシートが目に入った。
ありゃ地下道なのかね…?どうなってるんだろう。
そして新宿駅まではバスを使う。
なかなかの距離があったので、次に都庁へ向かう時はバスを使おうと話す。


都庁に行くのに大混乱をしていたので秋葉原での時間は無く、天下一に入って
天下一忘年会を行う。今年は出来てよかった。うん、本当に。
しかし、酒を飲んでいいという医者はどうだろうか。




浅草での撮影。
覚えてないなぁ。







これは鹿之介のおみくじ。







こちらは大佐のひいたおみくじ。
こんなもの、やらなければ良かった?







悪いことばっかし。
確かに2016年は酷い年だった。







浅草から見える一般的な光景。
割と多くの人が撮影しているのだ。







浅草寺からスカイツリーまで歩いている時に発見したもの。
これは珍しいと撮影。
後日、地元でも発見され、これは工事現場で使う一般的な装置だと判明。
自分が知らないだけでガッカリした。







いよいよスカイツリーが近づく。
歩いているが、近いのかどうか分からん。







そろそろ到着かも!







そんなわけで、スカイツリーの真下に来たのだった。
上に行こうかと二人で話したが、待ち時間が長いので止める。
後のことを考えると、無理をしても行けば良かったと思うが、そんな先の事なんか分かるものか。







大佐と話していると、ライトアップされた。
綺麗だねぇ。
通路では中国女がぶちキレて喚き散らし、雰囲気は台無し。
おおかた、並ばないと上れないことでキレたのではないかと、大佐と笑いながら見た。




後日談
大佐の状態は非常に良好だった。外見が回復しており無いのは体力だった。
治療は完了し、向こう5年間の再発がなければ終わりとされていた。
医者も安心したのか、飲酒の許可も出した。問題になるのはがんがあるかどうかも
そうだが、治療の結果、抵抗力が弱まることがいかんのではないか。
俺がそこを気にしても仕方が無いか。

都庁で迷ったことを職場で笑われる。
最後の最後で迷っててんてこまい。東京の地下鉄の乗り方を教えて貰ったが、もう
役に立たないな。

当時の鹿之介は当然、これが最後とは知らないのでC90で行われる作戦内容を、熱心
に作り始める。過去に行った所、いまだ行った事のない所への書き出しと到達方法
を整理し、組み立てるだけで計画が出来上がるものを用意した。



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